私たちの日常的な会話の中で、微妙ではっきりしない曖昧な回答をすることはよくあると思います。
自分でもはっきりせず、「だいたいこんな感じ」などと答えたい時に、中国語なんて言うかご存知ですか?
こういう場面は、日常会話の中ではよくあることだと思います。
そんな表現をしたい時に、使える単語が、「差不多chàbuduō」です。
この単語は本当便利な単語で、中国語で最も使う単語の一つです。
これはネイティブとの会話はもちろん、中国語を勉強する日本人留学生ですら、日本人同士の会話の中で、日本語と混ぜて多様してしまうほどの単語です。(笑)
それだけ便利で、様々な場面で使える、幅広い表現を持った単語です。
今回は、会話でよく使う中国語「差不多chàbuduō」についてご紹介します。
「だいたい一緒くらいだよ!」という曖昧な答えをするには
「差不多chàbuduō」を日本語に直訳すると、漢字の通り「差がない」。
つまり「大して変わらない、ほとんど変わらない、ほぼ一緒」という意味になります。
例えば、「ホテルに泊まるのと、旅館に泊まるのはどっちが高い?」と聞かれた時
「差不多chàbuduō(たいして変わらないよ、ほぼ一緒だよ)」
と答えることができます。
それ以外にも、2つのものを比較して
のように使うことができます。
「ほとんど、大体」という使い方もできる頻出フレーズ
続いて、「差不多chàbuduō」には、「ほとんど、だいたい」という使い方もできます。
例えば、「中国語勉強してどれぐらいになるの?」と聞かれた時、「だいたい1年ぐらい」と返したい時に、「差不多 1年」と答えることができます。
いかがでしたか?
「ほとんど変わらない」から、「だいたい、おおよそ」などまで、幅広い表現を持った単語です。
実際ネイティブは、この単語を多く場面で使っています。
中国人は、大雑把な国民性で、すごくサバサバしています(笑)
結構何をするにも日本ほどキッチリという感じではなく、だいたいできてればOK!こんなもんでしょ!っていう感じが強いです(笑)
中国でよくあるのは、レストランに入って注文したとき、出てきた料理が写真と全く違ったりします(笑)
日本でもメニューと出てきたものが違うなんてことはよくありますが、中国ではそれをはるかに上回るレベルで違うものが出てきたりします。。。まぁお店にもよりますが(笑)
そんな時に店員さんに
というとだいたい「差不多chàbuduō」と返ってきます。。。(本当にビックリするぐらい全く違う時もあります)
こんな感じで場所や店にもよりますが、中国では「差不多chàbuduō」という文化が根付いているので、ある意味、柔軟で、気疲れしないところがいいかもしれません。
このように言葉だけでなく、言葉からその国の文化や国民性を学んでいくことが、言語学習において、一番重要な部分かもしれません。