お茶の買い方を覚えて美味しい中国茶をゲットしよう!

中国茶って日本茶とは違う魅力があって美味しいですよね。

せっかくだから美味しい中国茶をお土産にしよう、なんて思う人も多いのではないでしょうか?でもそんな時、気軽に立ち寄ったお茶屋さんで思わぬ苦戦を強いられることがあります。それはお茶に対する見方が日本とは違う事とお茶の種類の多さが関係しています。

では美味しい中国茶をゲットするまでの過程を見てみましょう。

 

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買いたいお茶の種類を知っておこう!

お店に入るとまず、「欢迎光临,你要看什么茶?」と聞かれます。欲しいお茶がすでに決まっている場合はいいのですが、だいたい日本人はみんなここでフリーズし「えっ、何のお茶って言われても…」となってしまうんです。答えられないでいると、「你要有怎样的效能的?」と聞かれるんです。これは日本人からすると良く分からない質問に感じますが、薬効成分からお茶を選ぶ習慣のある中国では非常に自然で中国らしい質問と言えるでしょう。

でもこれにも答えられないと、「送人的还是自己喝的?」(贈り物ですか?ご自分用ですか?)「他是多大年纪的?」(その方のお歳は?)「他胖不胖?血压高不高?」(その方は肥えておられますか?血圧は高いですか?)「他肠胃怎么样?」(その方の胃腸はいかがですか?)などなど、どんどん質問されます。こういった効能から選びたい場合はいいのですが、ただ「美味しい中国茶」が欲しいだけの時にはプチパニックに陥りますよね。

そこでこんな事態に陥らずに済むためには、下調べをして自分が買いたいお茶の種類を知っておくことが必要となるわけです。どこかで飲んだお茶が美味しいと思ったら、それがなんというお茶なのか聞いておくといいでしょう。写真を撮っておいてお茶屋さんに見せるのも良い方法です。お茶屋さんはそれらをもとに茶葉を選んでくれるので質問攻めにあわずにすみます。

 

欢迎光临,你要看什么茶?
huān yíng guāng lín,nǐ yào kàn shén me chá?
いらっしゃいませ。何のお茶をご覧になりますか?
你要有怎样的效能的?
nǐ yào yǒu zěn yàng de xiào néng de?
どんな効能の物が欲しいですか?

 

自由にいろいろ試飲してみよう!

中国でお茶を買う時には「品茶」つまり試飲が欠かせません。欲しいお茶のだいたいの方向性が分かったら「我品一品这个茶 好吗?」と言ってみましょう。

お茶屋さんがいろいろ説明しながら淹れてくれますが、三杯ぐらいまで飲んでみて理想の味でないようなら他のお茶を試飲したいと頼むことができます。なぜ三杯飲む必要があるかというと、中国茶は三杯目ぐらいから本当の美味しさが出てくるからです。そのためそれより前にストップをかけてしまうのはもったいないのと同時にマナー違反です。

また日本人は律義に薦められたものを買ってしまう傾向がありますが、そこは変な遠慮をしないでどんどん試飲しましょう。試飲した味を基準にしてもっと甘いのとか、フルーティーなものとか、爽快なものとかいろいろな表現を使って、求める味を相手に伝えるのがポイントです。相手はプロなので、だんだんこちらの要求を分かって茶葉を選んでくれます。ここで一つ注意すべきなのが価格です。

中国茶は種類が多いだけでなく価格も様々です。試飲する時にあらかじめだいたいの価格帯を知らせておくようにしましょう。基本的にお茶屋さんで価格を言う時には「按斤」つまり、500グラムあたりでの値段を言います。中国茶初心者がお茶を買うなら300元前後のもので十分だと思います。もっと極めていった時には2000元の物や5000元の物もありますが、まずは「介绍给我300块钱左右的。」と言ってみましょう。

 

我品一品这个茶 好吗?
wǒ yào pǐn yi pǐn zhè ge chá hǎo ma?
このお茶を試飲してみていいですか?
介绍给我300块钱左右的。
jiè shào gěi wǒ 300 kuài qián zǔo yòu de。
300元前後の物を紹介してください。

 

まとめ

日本で知られている中国茶と言えば「乌龙茶」「铁观音」「茉莉花茶」(ジャスミン茶)ぐらいでしょうか。でも中国にはまだまだたくさんの美味しいお茶があります。お茶屋さんを怖がらず、どんどんトライしていくとお気に入りの中国茶がもっと増えるかもしれませんね。