EMSなど、中国への郵便物の送り方、宛名や住所の書き方

世界中でインターネットが普及して、電話やメールSNSなどでやりとりをする方が増えています。

例えば、旅行やビジネスで中国へ行ってお世話になった方に帰国後、お礼をしたい場合、メールやSNSでも可能です。

しかし、その方が年配であれば、手紙の方が便利ですし、手書きの文字は温かみがありますから、お礼の手紙やプレゼントを送れたらいいですよね。

また、仕事上、EMSで書類やサンプルを送ることもあると思います。

そこで今回は中国へ郵便物を出すときの方法をご紹介します。

 

宛名の書き方は?

中国へ郵便物を出す時は漢字で書けば大丈夫です。

現地の郵便局の人が読める文字であれば構いません。もちろん英語でも送れます。

しかし、英語で送る場合は住所の英語表記が必要になります。

住所の英語は基本的にピンインで問題ありません。

すべてをピンインで書いて送っても届きます。

しかし、日本の方にとってはピンインで書くよりも漢字で書いた方が書きやすいと思います。

 

郵便で使う中国語は

*切手 邮票yóu piào *郵便番号 

*邮政编码yóu zhèng biān mǎ /邮编yóu biān

*受取人 收信人shōu xìn rén

*住所 地址dì zhǐ

*差出人 写信人xiě xìn rén

*Airmail 航空信háng kōng xìn

などが主なものです。

*敬称例は 「先生xiān shēng」 や 「女士nǚ shì」 などで、

役職などを書いてもOKです。部长bù zhǎng 老师lǎo shī (友達や家族など親しい間柄では敬称を付けずに送ります。)


*○○女士 收shōu 宛名の後に付ける「收shōu」は受取人を表します。日本人が宛名を「○○様」と書いて受取人を表すのと同じ感覚だと思います。


*○○ 寄jì 差出人名の後に「寄jì」を付け差出人を表します。(付けないことも多いので下記の例では省きます。)


架空の住所ですが、実際にはこのように書きます。 

 

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差出人の住所は日本人が読めればいいので日本語で構いません。

EMSも書き方は基本的に同じです。

中国で通じる漢字が書いてあれば問題ありません。

EMSなら、北京や上海などの都市であれば2,3日で着きますが、田舎の方であればさらに数日、約1週間弱で着くようです。

手紙を送る場合、普通の航空便では4、5日から10日前後で200円しないくらいで送れます。

また、贈り物するを場合は税関で中身を開けて確認されることがあります。そのため時間がかかることがあります。

 

やっぱり日本人は几帳面?

余談ですが、中国の方は日本の方と違って少しおおざっぱなところがあります。

友人の職場の話では、中国からその会社宛てによく郵便物が届いたのですが、なんと〇〇co.,ltd Tokyo officeとだけ書いてあったそうです。

もちろん郵便番号は書いてあったようですが、以下の住所の記載がなかったそうです。日本人なら、海外に郵便物を送るのにそんな曖昧な住所で料金を払い送りませんよね?

郵便局の方でも受け付けてくれるでしょうか?

しかし、中国ではそれがあり得るんですね。

それでも届いたのです。日本の郵便局の方はとても親切ですね。

それから、中国の方も漢字を書きますが、日本の漢字の癖とはまた違う独特の癖があります。初めて読む時は少し読みづらいかもしれませんが、慣れたら読めますよ。

 

まとめ

中国の方と友達になって連絡をしたい時、仕事で必要があって中国へ郵便物を送る時があるかもしれませんが、意外と簡単に送れます。

漢字で書けて数日で着くので、お友達がいる方はたまには文字を書いて送ってみたら、喜んでもらえるかもしれませんね。中国語の練習にもなりますよ。