中国での外国人(日本人)の携帯電話の契約方法は??

日本では、携帯ショップに行くと免許証を提示して1~2時間かかるのが当たり前ですよね。

数多い料金プランの中から自分に合ったプランを選び、多彩なオプションが無料期間だからつけられて・・・ポイント使用したりキャッシュバックがあったり、そして支払い方法は審査にかけて問題なければ分割も選べたり。

 

では、中国ではどうなのか?

一言でいうと、中国での携帯電話の契約は、もっともっとシンプルです。契約方法とメリットデメリットをふまえてご紹介していきます。

 

中国にもキャリア(携帯電話会社)がある

日本でいうソフトバンクやドコモ、auに相当するのが、中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通(チャイナユニコム)、中国電信(チャイナテレコム)の3大キャリアです。

 

シェア数は、チャイナモバイル、チャイナユニコム、チャイナテレコムの順番です。その違いは実は携帯電話番号の頭3桁で判断ができるんです。

 

チャイナモバイル

メリット:ユーザーが一番多い、通話料金が安い

デメリット:料金体系がやや複雑

 

チャイナユニコム

メリット:ネット回線が早い、選べる端末が多い、市外電話一律料金

デメリット:通信料がチャイナモバイルより割高、海外ローミング機能開通には保証金が必要

 

チャイナテレコム

メリット:家庭の固定回線とセットで契約すると料金が安くなる

デメリット:選べる端末が少ない ユーザーが少ない

 

ちなみに、一昔前はiPhoneの料金の優遇ができるのはチャイナユニコムのみでした。

2Gだった中国に、3G回線をいち早く取り入れたのが、チャイナユニコムだったからです。

 

中国で外国人が携帯を契約するには

 

必要な書類

個人の場合:パスポート

法人の場合:営業許可証副本コピー、紹介状、公章、手続者の身分証明書

 

個人のケースでの店内での流れは、

 

  • 好きな携帯端末を選ぶ
  • 好きな電話番号を選ぶ
  • プランを選ぶ
  • 初期開通する
  • 完了

 

で約30分もあれば完了します。

 

携帯の契約で日本と大きく異なるところ

中国では前払い式(プリペイド)がメインとなり、携帯電話に料金をチャージして使っていくという点です。

日本のように後払い式が非常に少ないのが特徴です。

また、日本では当月分の事務手数料などは翌月に一緒に請求が来たりしますが、中国では携帯端末代金もその場で一括で支払います。

日本のような分割払いなどはありません。これも、「信用」がまだ浸透していない中国ならでは、という感じですよね。

 

例)

チャイナユニコム上海の場合

Aプラン:通話メインの方向け 1カ月46元~

Bプラン:インターネットメインの方向け 1カ月46元~

Cプラン:上海市内での通話メインの方向け 1カ月46元~

いづれも着信は無料

ネットの無料分超過後は、従量課金制

 

※日本では回線が遅くなるのですが中国は重量課金で速度制限がかからず使用できます

 

日本への国際電話:

IP電話(インターネット回線使用):頭に10193+81+日本の番号 ※WiFiの状態により接続ができなくなる可能性があるが割安

 

直接発信:81+日本の番号 

※使用前に国際電話の機能開通が必要

※電話回線を使用するため安定した通話が可能。ただし料金が高い

 

日本での使用(海外ローミング)

日本での着信 1.96元/分

日本から日本の番号への発信 4.96元/分

日本から中国の番号への発信 1.96元/分

※海外ローミング使用前に機能の開通と保証金(500元)が必要

 

覚えておくと便利な単語集

中国移动(zhong1 guo2 yi2 dong4)チャイナモバイル

中国联通(zhong1 guo2 lian2 tong1)チャイナユニコム

中国电信(zhong1 guo2 dian4 xin4)チャイナテレコム

护照(hu4 zhao4)パスポート

套餐(tao4 can1)プラン

上网(shang4 wang3)ネット

国际长途(guo2 ji4 chang2 tu2)国際電話

接听(jie1 ting1)着信

国际漫游(guo2 ji4 man4 you3)海外ローミング

营业执照副本(ying2 ye4 zhi2 zhao4 fu4 ben3)営業許可証副本

公章(gong1 zhang1)会社の印

经办人身份证(jing1 ban4 ren2 shen1 fen4 zheng4)手続者の身分証明書

复印(fu4 yin4)コピー

介绍信(jie4 shao4 xin4)紹介状

押金(ya1 jin4)デポジット/保証金

押金单(ya1 jin1 dan1)

预付费(yu4 fu4 fei4)プリペイド式

后付费(hou4 fu4 fei4)後払い式/ポストペイド式

本人(ben3 ren2)本人

终端(zhong1 duan1)デバイス

智能机(zhi4 neng2 ji1)スマートフォン

苹果(ping2 guo2)アップル

脱狱(tuo1 yu4)脱獄(※SIMロック解除のこと)安卓(an1 zhuo1)アンドロイド

客户热线(ke4 hu4 re4 xian4)お客様コールセンター/ホットライン

返回(fan3 hui2)キャッシュバック

抵扣(di3 kou4)割引

优惠(you1 hui4)お得

分期付款(fen1 qi1 fu4 kuan3)分割払い

138开头(kai1 tou2)138から始まる(番号)

解约(jie3 yue1)解約

实名记登陆(shi2 ming2 ji4 deng1 lu4)実名義登録

直拨(zhi2 bi1)直接ダイヤル

激活(ji1 huo2)アクティベート/初期開通

 

まとめ

いかがでしたか?

日本人が中国で携帯電話を契約するのには少しハードルが高そうに見えますが、実は意外と日本に比べるとシンプルだったりします。

日本のように携帯電話と電話番号(SIMカード)をある程度好きなように組み合わせて買えるので、楽しさもあります!

プリペイド式なので、慣れない中国で知らないうちに高額な請求が来たらどうしよう・・・なんて悩む心配する必要がないのは安心ですよね。

是非、上記に記載した便利単語を活用して、携帯電話の契約にもチャレンジしてみてくださいね!必ず役に立ちます!