本場の中華を食べよう!〜火鍋前編〜

皆さんは普段どこで中華料理を食べるだろうか。

家から近ければまだしも、月に何度も中華街へは通わないだろうし、かといって高級中華料理店に行く機会もそんにあるものではない。どこにでもある近所の定食系中華料理屋さんでお昼のランチを食べたり、夜は飲み放題食べ放題2,980円なんてコースがあるお店で飲み会をしたりする人が多いのではないだろうか。

日本の中華は日本人向けにアレンジされている事が多く、この味付けに慣れてしまうと本場の中華を食べたときに衝撃を受けるだろう。日本食では使わない香辛料が入っていたり、ボリュームの多さに驚かされる。

一言で中華といっても幅が広いので、今回は火鍋について学んで本場で食べよう!

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火鍋のバリエーション

「火锅(Huǒguō)」とは、日本のしゃぶしゃぶに近い鍋料理である。「鸳鸯火锅(Yuānyāng huǒguō)」が代表的だ。陰陽の形に仕切りのついた専用鍋には「红汤(Hóng tāng)」「白汤(Báitāng)」という2つのスープ「锅底(Guō dǐ)」をそれぞれ入れて、好みの具材を煮てみんなで鍋をつっつくというスタイルである。 「红汤(Hóng tāng)」は「麻辣烫(Málà tàng)」、「白汤(Báitāng)」は「清汤(Qīngtāng)」と表記されることもある。

「红汤(Hóng tāng)」とは、 牛の油「牛油(Niú yóu)」・豚の油「猪油(Zhū yóu)」・唐辛子「辣椒(Làjiāo)」と山椒「花椒(Huājiāo)」をベースにしてつくったスープで、とにかく口の中、唇がビリビリと痺れる辛さだ。

「白汤(Báitāng)」は唐辛子が入っていない塩味ベースのスープで刺激はなく日本の水炊き的な感覚で食べれる。


スープと具材を選ぼう!

では店員さんを呼んで注文をしよう!

 

服务员 ,点菜。
Fúwùyuán, diǎn cài!
すみません、注文お願いします。

 

まずは、スープをチョイス。お店によってはスープを1~2種類選べる上に辛さの調節が出来る。麻辣湯は特に辛いので、辛いのが苦手な人は店員さんにこう伝えよう。

 

我不能吃太辣的,请加一点白汤。
Wǒ bùnéng chī tài là de, qǐng jiā yīdiǎn báitāng.
辛すぎると食べれないので、白湯スープで薄めて下さい。

 

スープが決まったら次は具材を選ぼう!

 

肉(Ròu)肉
鱼(Yú)魚
蔬菜(Shūcài)野菜
豆腐(Dòufu)豆腐
饺子(Jiǎozi)餃子
面条(Miàntiáo)麺

 

…等、色々ある。

肉は牛スライス「 肥牛片(Féi niú piàn)」、羊スライス「羊肉片(Yángròu piàn)」が一般的で、センマイ「毛肚(Máo dù)」等のホルモン系もある。
魚は一口サイズの切り身になっているものもあるが、団子状「丸子(Wánzi)」になっているものもある。

野菜は、青菜類、芋類、きのこ類等種類が豊富だ。おススメは各種きのこ類「 蘑菇(Mógū)」、じゃがいもスライス「土豆片(Tǔdòu piàn)」、冬瓜「冬瓜(Dōngguā)」、日本の鍋では馴染みがないがレタス「生菜(Shēngcài)」も葉がくたくたになって美味しい。

もう一つ食べて欲しい具材が薩摩芋の麺「 宽条(Kuān tiáo)」。煮ると透明でプルプルな板状の麺になって、非常好吃(Fēicháng hào chī)である。

シメに相応しい具材として、刀削麺「刀削面(Dāoxiāomiàn)」は目の前で麺をカットするパフォーマンスをしてくれるお店もあるので楽しめる。

 

次回、本場の中華を食べよう!~火鍋後編〜では、つけダレと火鍋に合う飲み物と注文の仕方、食べる順番や店選びで気を付けておきたい事についても紹介しよう。

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