中国コンビニ事情!日系コンビニからローカルコンビニまで紹介!

中国はコンビニ大国

中国の街中を歩いていると、とにかくコンビニの数が目立ちます。

中国のコンビニは基本的には日本と同じく24時間営業です。

中国のコンビニは実に種類豊富で、セブンイレブンやローソンといった日系のコンビニから、中国オリジナルブランドのコンビニ、さらには個人店のコンビニまで、さまざまなタイプのコンビニがあります。

また、各店舗ごとに独特の特色があるのも中国のコンビニならではです。それでは、中国のコンビニにまつわる中国語と共に中華コンビニの世界を見てみましょう!

 

名前が秀逸!日系コンビニ

中国にある日系コンビニの殆どは、以下の3社です。

 

luó sēn
罗森
ローソン

 

quán jiā
全家
ファミリーマート

 

qī shí yī biàn lì diàn
七・十 一 便 利 店
セブンイレブン

 

ローソンは、店名の発音に中国語を当てた当て字系の店名です。

そのため、日本語で「ローソン」と言っても通じる便利なネーミングになっています

ファミリーマートは意訳です。

 

「全家」とは、中国語で家族全員集合!という意味を持つため、この名前にしたのだと思います。簡潔で中国に溶け込みやすいネーミングになっています。

最後にセブンイレブンですが、そのまま数字で表現しています。発音もそのままで読みますが、ほとんどの中国人は、日本と同じく「SEVEN」と呼んでいます。ごく稀に「711便利店」と呼んでいる人もいますが、セブンイレブンはどこでもセブンイレブンまたはセブンと呼ばれています。

 

中国に日系コンビニが浸透するとともに、日本のコンビニ食もだんだんと中国社会に馴染んできました。コンビニおにぎりもそのひとつです。

 

fàn tuán
饭 团
おにぎり

 

おにぎりの種類も中国ならではです。
ガッツリ系の具材が多く、梅や昆布のようなおにぎりはあまり見かけませんでした。

 

jīn qiāng yú shā lā jiàng fàn tuán
金枪鱼沙拉酱饭团
シーチキンマヨネーズおにぎり

chuān wèi là ròu chǎo fàn fàn tuán
川味腊肉炒饭饭团
四川風ソーセージチャーハンおにぎり

hēi hú jiāo zhū pái fàn tuán
黑胡椒猪排饭团
黒胡椒ポークソテーおにぎり

xiǎo lóng xiā shā lā jiàng fàn tuán
小龙虾沙拉酱饭团
ザリガニマヨネーズおにぎり

 

中でも目をひくのが、ザリガニマヨネーズおにぎりです。

エビマヨではなく、ザリガニです。中国(主に南方)では、ザリガニをよく食べるので、おにぎりとしても人気の具材なのだそうです。また、中国のコンビニでおにぎりを買うとかならずこう聞かれます。

 

fàn tuán jiā rè má
饭团加热吗?
おにぎり、温めますか?

 

これはどんなに混み合っているときでも聞かれます。

日本人なら、一瞬「え?」と思いますが、冷たいご飯を食べる習慣のない中国人にとっては、温めるのは当然のことなのです。

ちなみに温める場合、温め不要の場合はそれぞれこう答えます。

 

èn jiā rè ba
嗯,加热吧!
はい、温めてください!

bú yāo jiā rè
不要加热。
温めなくていいです。

 

ちなみに中国のおにぎりはガッツリ系の具材が多いので、温めたほうが断然おいしいです。中国のコンビニでおにぎりを買う際には、ぜひ温めてもらいましょう。

 

■中国ローカルコンビニ事情

もちろん中国にも独自のコンビニがあります。

チェーン展開もしていますが、主に飲み物やお菓子、アイスなどを販売しています。

日系コンビニのようにおにぎりやサンドイッチなどはあまり充実していませんが、上海などの年季の入ったコンビニ店舗では、レジ横で殻付きの煮玉子を茹でていたり、トウモロコシを蒸していたり、ソーセージを焼いていたりと、なかなかのオリジナリティで勝負しています。

それでは、中国オリジナルのコンビニの名前を見ていきましょう!

 

kuài kè
快客(聯華スーパー系列のコンビニ)
QUICK

hǎo de
好徳(農工商スーパー系列のコンビニ)
alldays

kě dí
可的(農工商スーパー系列のコンビニ)
KEDI

tiān fú
天福(広東省東莞市のコンビニチェーン)
TF

yì jié
易捷(中国石化のガソリンスタンド系列コンビニ)
EASY JOY

 

何故か、必ず英語名があるのがポイントです。

この英語名は、当て字系&意訳系が多いので、中国のローカルコンビニを見かけたら、ぜひ英語名にも注目してみて下さい。

 

■中国のコンビニはかなり面白い!

24時間、いつでも買い物ができるコンビニは中国でも今や生活に欠かせない存在になっています。

光熱費の支払いも、携帯電話のカードも、さらには交通カードのチャージや通販の支払いまで、中国のコンビニも日本と同じくさまざまな利便性を追求しています。

中国を訪れたのなら、ぜひとも中国のコンビニに立ち寄ってみてください!独特のコンビニ文化をぜひ体感してませんか?