中国語で「どういたしまして」はなんて言うの?ネイティブの言い方はこうだよー!

皆さんは「どういたしまして」を中国語でなんて言うかご存知ですか?

 

不用谢/Bùyòng xiè」や「不客气/Bù kèqì」など、中国語には「どういたしまして」を表す表現がたくさんあります。では実際どうやって使い分ければよいのでしょうか?ネイティブは日常会話の中でこれらを状況によって使い分けています。

 

今回は「どういたしまして」という表現の使い分けやネイティブ特有の言い方についてご紹介していきます。「どういたしまして」という表現は、日常会話の中でも頻繁に出て来る表現なので、しっかりおさえてえていきましょう。

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「没事/Méishì」

教科書などにはあまり紹介されていない表現なので、あまり聞き慣れない方も多いかもしれませんが、この表現はネイティブが日常会話の中で最も使うカジュアルな表現になります。直訳すると「何も事が無い」、つまり日本語で言う「大した事じゃない」という表現になります。何か困ってる人の手助けや親切をしてあげて、「ありがとう」と言われた時に「没事/Méishì/大した事ないよ」と言うことができます。

 

A:谢谢你帮我忙。/Xièxiè nǐ bāng wǒ máng/手伝ってくれてありがとう。
B:没事!/Méishì/大した事ないよ!

 

「不用谢/Bùyòng xiè」

この表現は「どういたしまして」という表現で、もっとも一般的な表現になります。フォーマルな場やインフォーマルな場、面識のある人や面識のない人など、基本的にどんな状況でも使える最も無難な返答の仕方です。どのような状況にも使える表現になりますので、使い分けに困った時にはこのフレーズを使うといいでしょう。また、同じ意味を持つ「不谢/Bù xiè」というフレーズもありますが、一般的にはあまり使われていません。※地域によっては異なります。

 

A:谢谢啊!/Xièxiè a/ありがとう!
B:不用谢/Bùyòng xiè/どういたしまして

 

「不客气/Bù kèqì」

この表現も「どういたしまして」という表現ですが、「不用谢/Bùyòng xiè」に比べて少しフォーマルで丁寧な表現で、ビジネスやお店の接客などにも使えるフレーズになります。もちろんカジュアルな表現として日常会話でも使うことができます。どちらかと言うと、多少丁寧な響きがありますが、友達や同僚に対しても使っても違和感はありません。

 

A:感谢您的配合!/Gǎnxiè nín de pèihé/ご協力ありがとうございます!
B:不客气/Bù kèqì/どういたしまして

 

おまけ☆「应该的/Yīnggāi de」

この表現は、ネイティブが「没事/Méishì」、「不用谢/Bùyòng xiè」、「不客气/Bù kèqì」の後に付け加えて使われることが多い表現になります。「应该的/Yīnggāi de」は、「当然のことだよ」という表現になり、親しい友人などが困っていて、手伝ってあげた時に「ありがとう」と言われて、「友人なんだから当然だよ!」と言いたい時には「应该的/Yīnggāi de」と表現することができます。また、接客などで、お客さんにお礼を言われて、お客様に足してお手伝いするのは当然ですからというニュアンスで「不客气,应该的/Bù kèqì,Yīnggāi de」と表現することもできます。

 

まとめ

いかがでしたか?

「どういたしまして」の表現には様々な表現があります。友人や知人などとのカジュアルな会話で最もよく使う表現が「没事/Méishì」。場面や状況は関係なく、どんな状況でも使える一般的なフレーズが「不用谢/Bùyòng xiè」。ビジネスやお店の接客などフォーマルで丁寧な表現をしたい時に使えるフレーズが「不客气/Bù kèqì」。
ネイティブは日常会話の中でこれらを自然に使い分けています。特に「没事/Méishì」というフレーズは、現地大学の教材にもあまり紹介されておらず、ネイティブとの会話の中で初めて知った表現の一つです。このようにネイティブと会話していると、授業や教科書などでは出てこない表現がたくさんあることに気付かされます。
「どういたしまして」は、日常会話の中でも頻繁に出て来る表現になりますので、今回ご紹介した表現をしっかり抑えておきましょう!